それでも愛してる

病なんかぽぽいのぽい 音楽聴いて穏やかに生きていこ  毎日が冒険の日々ー

兵隊さん達にぺっぱーはんばーぐ持ってきてください

愛が弾け跳ぶ
銃弾は残りわずか
家族を想う

生きて帰ってきてくだしゃんせ

カタワの兵卒
最前線
飛び交う砲弾
支給及び援軍は来ず

 

近衛兵!

 

駆けつける

 

『もう無理です!』

「何とかせよ!」

 

静かに銃弾は味方を楽にさせた
これが
これが生きる術
勝てぬとわかっているこの戦
守るべきものは何か

「大将!弾切れです!撤退しましょう!」
微かな風に乗せて言霊は流れた
「戦友の魂はキサマらの中にあるか」
全志気が沸騰する湯が如く叫び狂う
大将が地響きの如く佩いた

「御意」


敵は五百
彼等ノ隊二十名


仲間内から一人の青年が吠えた
「くそったれー!!」
身に纏う火薬人兵が走り出した

数秒後


わめき散らかした叫び声が大空を駆け抜けた

「生きて墓標が立つものか!!!」

数十メートル先で爆破の音が鳴り響いた

 

 

 

 


強行軍
括目

 

 

 

 

大義名分の旗の下
大将はうねった

「戦ぐぞ」
死闘二十名
一点突破

 

彼等の天を貫く声は故郷まで鳴り響く

 

 

 

 

 

 

 

 


『お母さん 戦地にて 僕は見事 散華いたします』
『愛手紙、送るのは世知辛いが、愛しておるぞ、さらば』
『生まれる頃か。父は見事戦い抜いたぞと伝えてくれ』
『こわいです。もっとこわいのは貴女の涙が零れ落ちること』
『墓標はいらぬ 見事 散華致す』
『後の日本の若者に栄光あれ。いざ往かん』
『皆様、愛しております。思い出と共に。左様なら』

 

壮絶
一兵卒二十名
見事散華


決して
忘れぬぞ

 

 

 

 


終戦後の日本国

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

申し訳ない!!!!!!!!!!!!!!!!!