女戦士
例えば昨日 貴女の血が流れなくても
今日はやってきた
けれどその『今日』はつまらなくてつまらなくて
ボイスレコーダーに吹き込まれた貴女の歌声が空高く舞い上がった時
『今日』は血まみれの翼を奮わせ一切の暗闇を斬りさいた
貴女は嘘をつかない
『今日』舞い降りてきたから
久しぶりに舞い降りてきたから
2月のまだ春遠い とある日
貴女に質問した
『おねーちゃん 怖くない?痛くない?』
貴女は私の耳元で笑顔で呟いた
『ねーちゃんはもうすぐ曲作りの為に部屋に籠るからしばらく会えなくなるけど
心配しなくてもいいんだよ
また春に会おうね』
そして数日後 貴女は曲作りの為に部屋に閉じこもってまだ出てこない
貴女に抱きついたぬくもりはもう消え去ったけど
感覚はこの身体からは一生忘れない
たまに寂しくて泣くけど
そんな時は貴女が作った『ビーズのストラップの鈴』を鳴らしてみる
どこからともなくhideの
『ハリーゴウランド』が聴こえてくる
~まわれメリーゴウランド 生き溺れても また春に会いましょう~
早朝
すずめ達の歌う『MISERY』の歌声で目が覚める
~掴まの夢 小さな悲劇 STAY FREE MISERY 降り注ぐ悲しみ
炸裂する痛み 雨のち晴れを待とう キミの小さな体を包み込むから
私は枯れるま踊るだろう
ほら なる子の涙を食べちゃおう~
全て笑顔で この空の下で なる子が笑う~
人は愚かな事と笑うけれど
ボイスレコーダーから溢れ出すヴァルキリーの歌声は今日も生命に満ちている
1,2,3でじゃんぷ!
今日は曲作り お休みの日だよ
でーておーいでー